入門講座「聴覚障害の基礎知識」

聴覚障害の基礎知識(2012.9.9)

手話奉仕員養成講座レポ、五年前のブログ記事を元にうろ覚えで更新していますこのボケラッタ企画、いよいよ第4回目!

いえーい!!

・・・・・はい。(正座)

手話奉仕員養成講座の動画発見しました→https://youtu.be/bXlwA64fH6E

手話奉仕員養成講座入門課程(名前長い)、あちこちの地域で開催されてます。地域差はありますが、どこも↑の動画みたいな雰囲気だと思う。

毎週1回、全20数回の講座のうち、3回は「講義」の回があります。

講座→入門講座の本に従って手話の勉強を進めていく回。

講義→聴覚障害者を取り巻く状況や、耳のしくみについてなど勉強をする回。

って感じです。

手話だけじゃなく、それを使うろう者のことも知っといてね★という趣旨だと思われます。

今回は「聴覚障害の基礎知識」という講義の回についてのレポです。

私が受けたときは、言語聴覚士さんに来てもらって、耳の仕組みや難聴の種類について勉強しました。


感想:難聴にはいろいろな種類があるんだなぁ。

ただ聞こえない、聞こえにくいとかが、重度・軽度で判定されるんじゃなく、

1人1人本当に聞こえ方には違いがあるらしくって。こういうことは講義してもらわないと全然気づかなかった。そんなに違うの?ってくらい違う。お話が聞けてよかったです。

補聴器や人工内耳など、聴覚障害と関係の深い機器についても説明がありました。
「音を選択する」という考え方は初めて聞きましたが、私たちは日常で自動的に音を選択しているんだそうな。

それができない難聴もあるとか。

子音がところどころ落ちる難聴もあるとか。

へえ~って感じ。

あと、難聴体験もしました。

たまご、疑似難聴を体験す

あれはねー、もうなんかツライ!!

輪になって話をしたんです。
で、音楽を大音量で聴いている疑似難聴者が4人。

それぞれ4つのグループに分かれておしゃべりします。疑似難聴者はグループに1人だけで、あとの人は聞こえる人。

話すテーマが決まってるグループと、フリートークのグループとありましたが、とにかくそこでおしゃべりします。手話・身振りは禁止です。

それを観察する観察者が一人います。観察者は話に加わらず見ているだけです。



私は疑似難聴者を体験。テーマの決まっていないグループに入りました。メンバーは講座を一緒に受けてきた気心の知れた人たちです。

でも話の内容はさっぱり分かりません。ちょっとは音が聞こえるんですけど、ほにゃほにゃって感じで。
口の動きを読もうとしたり、何度も「もう一回言って」とがんばりましたが、だんだんと自分を見て笑われているような気がしてきました。後で聞いたら「話の内容」に笑っていたのであって、私を見て笑っていたわけではなかったらしいですが、その時はなんだか笑われている気がして不愉快というか、不安でした。
他のグループの疑似難聴者も似たような感じで、途中で会話に加わることを諦めたり、早く終わらないかなぁ
と思ったり、そんな感想が多かったです。

私、会話の中で、「話聞いてた?」を「彼氏できた?」に聞き間違えてました。こういうの子音が落ちるって言うらしい。

HANASHIKIITETA?)→(KARESHIDEKITA?)

子音落とすと「ああいいえあ?」「あえいえいあ?」どっちがどっちだかですね。

そのあと、疑似難聴者と観察者を変えて、もう一回おしゃべりをしました。今度は手話も身振りも筆談もOK!ルールがゆるくなりました。
私は観察者役です。これはさっきよりもいけるだろう(‘◇’)ゞ


しかし・・・・。

見ていたら疑似難聴者は、おおまかな内容やテーマは分かっていても、細かい話にはついていけず、誰がしゃべっているのかも分かっていないような状況・・・。

「あれ?思ったよりは通じてないなぁ」と感じました。

その後、疑似難聴者と観察者が順に感想を発表しましたが、疑似難聴者は「やっぱり不安だった」「ついていけない」、観察者は「さっきよりも話がスムーズに進んだ」「内容も分かってついてきていた」というのがだいたいの感想でした。
本人は不安だと言って、観察者が大丈夫だったと言う、ちぐはぐ感が印象的でした。

当事者は「不安だ」と言って、周りの人は「大丈夫。問題ない」と言う。なんかこれ、あちこちで聞く話だな。

それからもう一つ印象に残ったことは、私も含め、疑似難聴体験をした人たちは、テンションが下がりまくっていたことです。

体験だと分かっていても、ほんの十分やそこらでこんな気持ちになるのだから、
こんな状態がいつ終わるか分からないという状況に置かれたら、、、と考えると怖いです。すっごいストレスになると思う。

耳が聞こえないことよりも、情報が入らないことの方が不安でした。

補聴器や人工内耳が発達しても、必要なのは「人の力」だとその後のまとめで講師の方がおっしゃっていました。
とっかかりは「手話の勉強」で構わないのだけれど、その先にもう一歩踏み込んで、それを使っている人たちの事を考えられるようになってほしいと、そういうお話でした。

ほんと、その通り。

講義名の「聴覚障害の基礎知識」にぴったりの内容でした。

基礎の知識として、このことは知っておかなきゃいけないんだと思います。

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